私たちはみなさまの生命・健康を守るため、努力を惜しみません。
近年、歯科の治療による肝炎などの患者様や従業員への感染が取り上げられるようになり、今後大きな社会問題になるものと予想されます。
そのため当院では治療に欠かせない「器具」はもちろんのこと「水」・「空気」にまでこだわります。 あらゆる面から感染予防を徹底して患者様をお守りします。
当院では開業以来、長きにわたって感染予防対策に心血を注いでまいりました。しかし昨今の新型コロナウイルス感染の流行に際して、従来の感染予防対策では当院の従業員並びに患者様への感染を防御できないと判断し、コロナウイルスのパンデミックを回避するためと再開後の感染予防対策の構築のため、令和2年4月18日から5月6日までの約3週間、休診させていただきました。
現在当院では下記の通り従来から続けている感染予防対策に新たに対策を加えて日々の診察に取り組んでおります。
しかしコロナウイルスに対して上記だけでは不十分だと考え、以下の感染予防対策を休診前に追加しました。
さらに診療再開後、以下の感染予防対策を追加いたしました。
以上再開後、物資的・時間的・経営的に最大限、出来得る体制で精一杯日々の診察に取り組んでおります。
歯科治療時には非常に多くの圧縮空気を使用します。また、水や汚物を吸い取る吸引も使用します。
当院では普段、患者様の目の届かない場所にある機械室に圧縮空気を供給するコンプレッサーと吸引するためのバキュームが設置されています。
ほとんどの歯科医院が当院のように同じ機械室にコンプレッサーとバキュームを併設していますがこれでは、バキュームから放出される汚物の混じった空気をコンプレッサーが吸入するため、患者様や診療室が空気で汚染されてしまいます。
STEP1
使用された器具は中性電解水を用いて大まかな洗浄と除菌を行います。
患者様ごとに1本ずつ交換しております。
使用する器具の大半を当院では、使用ごとに滅菌処理を行っています。(写真:スリーウェイシリンジ・ハンドピース)
そこで当院の滅菌システムの流れを説明します。
STEP1
使用された器具は中性電解水を用いて大まかな洗浄と除菌を行います。
STEP2
消毒剤で満たされた超音波洗浄器に器具を入れて細かな汚れを除去し、消毒を行います。
STEP3
治療で歯を削るときなどに使用するタービンなどの内部を隅々まで注油して、常に良いコンディションを保つため、快適な診療が可能となります。
また、タービン内部回路の洗浄も合わせて行うため、常に清潔な治療環境が維持できます。
STEP4
高圧蒸気滅菌器で器具を滅菌します。
当院では器具の特性に合わせて、錆びや熱に若干弱い器具を滅菌するためにアルコール蒸気を用いたケミクレーブ、数分で滅菌可能な高速滅菌器2種類の高圧蒸気滅菌器を使い分けております。
STEP5
どうしても熱に耐えられない器具は高圧蒸気滅菌が行えません。この場合、ホルマリンガス殺菌装置でガス滅菌を行うか、グルタールアルデヒドという強い滅菌作用を有する薬液での滅菌処理を行います。
当然ですが、患者様に使用するコップ・エプロンの使い捨てはもちろんのこと、我々が使用する手袋もお一人ごとに使い捨てしております
・診察台のトレーに薬瓶を置いてしまうと、一度使用したピンセットなどの器具を薬瓶に直接つけてしまいがちです。
そこで当院では交叉感染防止のため、トレー上から薬瓶を撤去しています
([1]当医院の研修活動 /[2] なるべく少ない痛みで / [3]感染予防/ [4]充実した設備 / [5]院内技工 / [6]接遇について / [7]将来を見据えた歯科医院 / [8]保険外診療の説明と料金 / [9]レントゲン検査)