感染予防

私たちはみなさまの生命・健康を守るため、努力を惜しみません。

近年、歯科の治療による肝炎などの患者様や従業員への感染が取り上げられるようになり、今後大きな社会問題になるものと予想されます。

 

そのため当院では治療に欠かせない「器具」はもちろんのこと「水」・「空気」にまでこだわります。 あらゆる面から感染予防を徹底して患者様をお守りします。

 


◆新型コロナウイルス感染に対する対応

当院では開業以来、長きにわたって感染予防対策に心血を注いでまいりました。しかし昨今の新型コロナウイルス感染の流行に際して、従来の感染予防対策では当院の従業員並びに患者様への感染を防御できないと判断し、コロナウイルスのパンデミックを回避するためと再開後の感染予防対策の構築のため、令和2年4月18日から5月6日までの約3週間、休診させていただきました。

 

現在当院では下記の通り従来から続けている感染予防対策に新たに対策を加えて日々の診察に取り組んでおります。

 

 

●はやし歯科診療所では以前より以下の感染予防対策をとっております。

以前より実施の感染予防対策
以前より実施の感染予防対策

 

 

  • 患者様毎での手袋の交換・廃棄
  • 加熱できる器具は全てオートクレーブで滅菌
  • 加熱できない器具でも薬液に耐え得るものはグルタールアルデヒドで滅菌
  • 薬液に浸漬できない器具はホルマリンガスでほぼ滅菌に近い消毒
  • ホルマリンガスにも曝せない器具は次亜塩素酸水で消毒
  • 診察室中、複数の加湿器で次亜塩素酸水を加湿
  • 一般的に滅菌が困難な歯石を取る道具(超音波スケーラー)もホルマリンガスで処理
  • コンプレッサーなどの吸気系とバキュームなどの排気系を完全に分離して、吸い取られた汚れた空気が診察室に戻らない
  • 各診察台に完備されたセントラル方式の口腔外バキュームで飛散した唾液や削紛などを屋外に排気
  • 複数の空気清浄機の配置
  • 歯科用診察台の回路を次亜塩素酸水で洗浄
  • 診察毎に次亜塩素酸水浸漬クロスで診察台の清拭

しかしコロナウイルスに対して上記だけでは不十分だと考え、以下の感染予防対策を休診前に追加しました。

  • 施術時のフェイスシールド着用
  • 窓の全面開放による常時換気
  • 受付・トイレにアルコール消毒剤を常備
  • 高濃度次亜塩素酸水を頻繁に噴霧
  • スタッフの検温や体調チェック

さらに診療再開後、以下の感染予防対策を追加いたしました。

  • 施術時のガウン・帽子の着用
  • 受付に透明の防護スクリーン設置
  • 来院時に全患者様の検温を非接触体温計で実施
  • 非接触体温計で37度以上の発熱のある方には腋で再検温実施
  • 再検温でも37度以上の発熱のある方は来院を1週間以上延期
  • 玄関に足底を消毒するためのマットを設置
  • 感染予防対策の徹底のため従業員の雇用調整を行わなずに手厚い布陣で対応
  • 会計時のセルフレジ導入

以上再開後、物資的・時間的・経営的に最大限、出来得る体制で精一杯日々の診察に取り組んでおります。


◆以前より実施の感染予防対策

1.雑菌だらけの水はイヤ!クリーンウォーターシステム

  • 治療に用いる水は全て中性電解機能水
    歯科治療時には頻繁に水を使用します。林歯科診療所では患者様の歯科治療時に用い 水は全て電解水生成器で作られた中性電解機能水を使用しています。

    この中性電解機能水は無害・無臭・無刺激でありながら効果的な除菌作用があります。

    さらに、専用の生成器で、水と食塩のみを原料に使用するため、生体にも環境にもやさしく安全な水であります。
  • さらに診察台の配管までこだわってます
    歯科の診療に使う診療台(ユニット)には患者様がうがいをしたり、歯を削るときに注水したりするために内部には水を送るために複雑な配管があります。

    この配管の内部は、何もしていないとすぐに水アカがたまって、雑菌だらけの水がでてきてしまいます。当院では中性電解機能水を常時、注水することによって、ユニット配管の汚染を防ぎ、清潔で除菌性のある水を常に患者様のお口のなかに入れることによって、院内感染を防ぐのみならず、クリーンな環境下での予知性の高い治療が可能となります。
タービン注水
タービン注水
診察台
診察台

  • その上、テフロン加工チューブと除菌フィルターで
    歯科診療台の内部は複雑な配管で水が流れています。この配管内に上記の中性電解機能水を注水しても、内部が汚れていると雑菌が繁殖しやすくなります。

    そのため当院では歯科診療台の配管には細菌が付着しにくいテフロン加工チューブを使用し除菌フィルターが設置されている、非常に感染予防対策が行き届いているモリタ製作所社製の診察台を使用しています。

2.ほこりだらけの臭いや空気はイヤ! クリーンエアシステム

歯科治療時には非常に多くの圧縮空気を使用します。また、水や汚物を吸い取る吸引も使用します。

当院では普段、患者様の目の届かない場所にある機械室に圧縮空気を供給するコンプレッサーと吸引するためのバキュームが設置されています。

ほとんどの歯科医院が当院のように同じ機械室にコンプレッサーとバキュームを併設していますがこれでは、バキュームから放出される汚物の混じった空気をコンプレッサーが吸入するため、患者様や診療室が空気で汚染されてしまいます。


  • バキュームの排気を屋外に強制排気

    そこで当院では空気汚染の最も大きな原因となるバキューム3台全ての排気を洩らさず屋外に強制排気するシステムを導入しています。
  • 何重もの対策でオイル・塵・バクテリアなど確実に除去

    圧縮空気を作り出すコンプレッサーにはオイル漏れのないオイルフリーコンプレッサーを使用しています。さらにコンプレッサーで作られた圧縮空気中の水分は結露となり空気汚染の大きな原因となるため、通常1機しか使用しないエアドライヤーを2機通しております。さらに圧縮空気中に存在しているオイル・塵・バクテリアなどはトリプルフィルターシステムで確実に除去します。

 


口腔外バキューム
  • 目に見えない粉塵や雑菌に活躍する口腔外バキューム

    歯科治療は歯や詰め物を削る際に、目に見えない粉塵や雑菌が部屋中に飛散します。この空気を介した汚染を防ぐ為に、当院では治療中に口腔外バキュームで汚染物を吸引して診療室の大気汚染を防止しています。
多数の空気清浄機・電解水加湿器
  • 多数の空気清浄器・加湿器をご覧ください!

    当院では診療室の臭いや大気汚染をごまかすために、大量の芳香剤を使用することなく、空気中の汚れや臭いを除去するため、診療室・待合室にとどまらずお目につかない準備室・機械室にも多数の空気清浄器・加湿器を設置しており、インフルエンザなどの感染症対策にも取り組んでおります。
電解水加湿器
電解水加湿器

STEP1

使用された器具は中性電解水を用いて大まかな洗浄と除菌を行います。

3.雑菌が付着した器具はイヤ!

患者様ごとに1本ずつ交換しております。

使用する器具の大半を当院では、使用ごとに滅菌処理を行っています。(写真:スリーウェイシリンジ・ハンドピース)

そこで当院の滅菌システムの流れを説明します。

スリーウェイシリンジ ハンドピース

滅菌システムの流れ

電解水生成器

STEP1

使用された器具は中性電解水を用いて大まかな洗浄と除菌を行います。

超音波洗浄器

STEP2

消毒剤で満たされた超音波洗浄器に器具を入れて細かな汚れを除去し、消毒を行います。



ハンドピースメインテナンス装置

STEP3


治療で歯を削るときなどに使用するタービンなどの内部を隅々まで注油して、常に良いコンディションを保つため、快適な診療が可能となります。

また、タービン内部回路の洗浄も合わせて行うため、常に清潔な治療環境が維持できます。




STEP4


高圧蒸気滅菌器で器具を滅菌します。

当院では器具の特性に合わせて、錆びや熱に若干弱い器具を滅菌するためにアルコール蒸気を用いたケミクレーブ、数分で滅菌可能な高速滅菌器2種類の高圧蒸気滅菌器を使い分けております。



ケミクレーブ
高速滅菌器
高速滅菌器

STEP5

どうしても熱に耐えられない器具は高圧蒸気滅菌が行えません。この場合、ホルマリンガス殺菌装置でガス滅菌を行うか、グルタールアルデヒドという強い滅菌作用を有する薬液での滅菌処理を行います。

グルタールアルデヒド
ホルマリンガス殺菌器
ホルマリンガス殺菌器

4.他人の使いまわしはイヤ! 使い捨ての材料

廃棄される手袋

当然ですが、患者様に使用するコップ・エプロンの使い捨てはもちろんのこと、我々が使用する手袋もお一人ごとに使い捨てしております

 


トレーセッティング

・診察台のトレーに薬瓶を置いてしまうと、一度使用したピンセットなどの器具を薬瓶に直接つけてしまいがちです。

そこで当院では交叉感染防止のため、トレー上から薬瓶を撤去しています


5.放っておくと診察室は雑菌だらけ! 汚染度もきちんと調べます

レーヨンクロスふき取り
  • 診察台は使用毎に、殺菌作用のある中性電解水に浸したクロスで手に触れて汚染された箇所をふき取り除菌をおこなっています。
  • これだけ拭き取りを行っても場所によってはひどく汚染されています。そこで当院ではATP+AMP拭き取り検査法を実施して、院内汚染度をチェックし状況に最適な拭き取り法を実施しています。



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〒600-8846 京都府京都市下京区朱雀宝蔵町14

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TEL : 075-313-0024

 


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◆診察時間

 

午前 8:30~14:00

8:30~15:30

午後 16:00~19:00

【〇:診療あり  -:休診】

※ 診療時間:土曜は毎週 8:30~15:30

 ・最終受付時間は各最終診療時間の30分前まで

・特に土曜日の診療時間は公務が多く不定期にかわりますので、電話にて直接お問い合わせください。 

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