ブリッジ・入れ歯・インプラントの比較

幸にして歯を失ってしまった場合、その失われたスペースに何らかの方法で歯を入れないと咬み合わせが狂うとともにむし歯や歯周病になりやすくなります。
(詳しくは「咬みあわせが招くトラブル」のページをご参照ください。)

 

そして咬み合わせや見た目の回復のため、ブリッジ部分入れ歯・インプラントいずれかの方法で失われた歯を補います。 しかしこの3つの方法、どれも一長一短があり一概にどれが良いかはケースによって異なりますし、状況によってはこの3つ全ての方法を選択できない場合も多くあります。

 

そこでこの3つそれぞれの利点・欠点を解説します。

 

インプラント ブリッジ 部分入れ歯比較

ブリッジについて

■ブリッジ 利点

  1. 装着感が良く自分の歯と同じように咬める
  2. 取り外す必要が無く、口の中での違和感がほとんど無い
  3. 審美性を求めなければ健康保険が使える

 

■ブリッジ  欠点

  1. 治療に際してかなり多くの歯を削る必要がある

 

ケースによっては歯をあまり削らない接着性ブリッジを使える場合がありますが、大部分のケースでは多く歯を削ります。

切削前と切削後
  1. 基本的には「銀歯」で審美性が悪い

基本的に銀歯しか認められていませんが、前歯だけは健康保険でもプラスチックの白い歯が入れられますが、いかにも作り物っぽく数年で色がくすんでしまいます。

見た目を気にされる方は保険外のセラミック治療をご検討ください。


保険の白い歯の5年後
  1. むし歯になりやすい

    多くの歯を削って治療を行い接着剤でかぶせ物を固定しますが、この接着剤が多くの場合劣化して、内部で虫歯が進みます。

この現象を防ぐには接着性修復の技術導入が効果的です。

 

  1. どれか1本でもトラブルが起きると大ごとになる

    複数の歯をかぶせ物で連結して治療するので、上記のようにどれか1本でもむし歯になってしまうと全て治療しなおさないといけない場合もあり、大ごとになります。

 

 


  1. 支える歯の負担がかかりすぎてできない場合がある

    多くの歯が失われていたり、犬歯など丈夫な歯が無い場合は適応外になることが多いです。

部分入れ歯について

■ 部分入れ歯 利点

  1. ほとんど歯を削らずに治療ができる
  2. いちばん適応範囲が広く、多くの歯が失われても治療を行える
  3. 異物感・審美性を求めなければ健康保険が使える
  4. 壊れても修理ができる

 

■ 部分入れ歯 欠点

  1. 食事のたびに外して掃除する必要がある
  1. 歯ぐきとのフィットが使っているうちに変わってくる

    定期的に検診にお越しいただき、必要に応じて修理を行います
  1. 大きな欠損の場合、「咬みにくさ」や「痛み」を生じることがある
    大きな入れ歯の場合、健康保険の入れ歯で「よく咬め、痛くない入れ歯」を確約することはできません。

    このようにレベルの高い入れ歯をお求めの方は保険外の精密入れ歯ならびに吸着入れ歯をご検討ください。
  1. ケースによっては審美性に問題がある

     
    前歯に金具をかけざる得ない場合、大きく金具が目立ってしまいます。またプラスチックの歯だと作り物っぽく見えます。

    金具が見えず、美しい入れ歯をお求めの方は保険外の審美入れ歯をご検討ください。
  1. 壊れるときがある 

 

どうしても取り外しが必要で、それに伴い壊れるリスクが高まりますが、基本的には修理が可能なので実際にはあまり問題にならないかと思います。

インプラントについて

■ インプラントの利点

  1. 他の歯を傷つけることなく治療ができる
  2. 自分の歯と同じように非常に快適に咬める
  3. 取り外す必要が無く、口の中での違和感がほとんど無い
  4. 人工材料なのでむし歯にはならない

 

■ インプラントの欠点

  1. 料金体系が高額かつ複雑で、最終の料金が不明瞭に感じる
    健康保険適応外なので当然、多額の治療費がかかりますが当院では骨を増やすなどの手術が無ければわかりやすい1本分の固定料金以外は一切頂かず、検査から最終のかぶせ物まで全て行います。

    詳しくはインプラントのページをご参照ください。
  2. 手術の痛みやその後の感染に対する不安がある

     
    当院ではもともと感染予防対策には非常にこだわっており、既に最大限の努力をしております。手術時の痛みですが、基本的には当院の痛くない麻酔で快適に行いますが、骨を増やす手術や多数のインプラントを同時で行う場合、全身がウトウト眠くなる「筋肉内鎮静法」で大きく苦痛を和らげます。
  3. ケースによっては出来ない、もしくは骨を増やす手術が必要な場合がある 

    インプラントは十分な長さがないと長持ちしません。しかし実際の顎の骨が全て十分な厚みが無い場合もあり、その場合骨の厚みを増やす手術が必要になります。 この手術も行えない場合のインプラント治療は当院ではお断りしております。 
歯間ブラシ
  1. 歯ブラシ以外の清掃器具が必要

     インプラントは見えない付け根の部分の形態が歯と大きく異なります。そのため、インプラントに適した歯間ブラシなどの清掃器具でのお手入れは欠かせません。
  1. 定期的な検診・清掃が必要

 

インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病と同じ現象は起きる場合もあり、その現象は一旦進みだすと早いスピードで悪化する恐れがあります。

そのため治療後に定期的に検診・清掃でご来院頂く必要があり、このことは当院の保障規定に挙げております。

正常なインプラントとインプラント周囲炎


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