こんにちは、歯科衛生士の佐々木です。
クリスマスは皆さまどのように過ごされましたか?(*^-^*)
当院はあと2日半の診療を残すのみとなりました。ラストスパート、頑張りましょう!
さて、私たちは普段、患者様とお話している中で、歯磨き剤や歯ブラシ・歯間ブラシなどの商品について、テレビCMの情報が浸透しているな~と感じることがよくあります。
正しく解りやすい情報もあれば、購買意欲を湧かせるために有名人を使って過度な内容や誤解を与えるCMも多くあります。
よくある例だと‥
★歯磨き剤の顆粒で歯周ポケット内の汚れをかき出す
⇒顆粒で汚れをかき出すことはできません!
歯茎を傷め、歯も削れてしまいます。さらに顆粒は溶けずに
ポケット内に残り炎症の原因になります。
★細い毛先の歯ブラシでポケット内をお掃除できる
⇒毛先はポケット内へ入りませんし、力を入れて磨いても
歯茎を傷めるだけです。
★高価な歯磨き粉で歯茎を引き締めることができる
⇒ポケット内の歯石(菌)を除去しなければ、歯磨きだけでは
歯茎を引き締めて歯周病を予防していくことはできません。
★ゴムの歯間ブラシなら歯茎を傷めずに歯間の清掃ができる
⇒歯間につまった食べカスを押し出すにはいいのですが、
ワイヤータイプーの歯間ブラシでないとヌルヌルのプラークが
全部残ってしまいます。
★洗口剤でうがいをすれば歯周ポケット内の菌を洗い流せる
⇒薬液はポケット内へ浸透しませんし、プラーク(菌)は
ブラシやフロス・歯間ブラシでこすらないと除去できません。
★入れ歯がガタガタするのを防ぐためには安定剤を使うとよい
⇒安定剤は長期間使用すると歯茎を溶かしてしまう害のある
ものです。
入れ歯は修理すれば安定させることができますので、
ご来院ください。
年末年始、テレビを観る機会も多いと思いますので、普段何気に観ているコマーシャルも是非そういった目で観てみてください。