歯がしみる原因

こんにちは、歯科衛生士の佐々木です。

この連休は各所でいろんなイベントが行われていましたが、皆さんはどこかへお出かけになりましたか?年末年始にもたくさんのイベント事があると思いますが、体調には気をつけて楽しみましょうね!

尚、当院の年内の診療は明日で終了となります。

 

 

さて、忘年会や新年会でビールやお酒など冷たいものを飲む機会が多い時期ですが、そんな時に歯がしみて辛いという体験はありませんか?

歯がしみるとすぐに虫歯だと思われるかもしれませんが、実は歯周病や食いしばりなどによる知覚過敏であることが多いのです。

 

 

 

そのメカニズムは‥

 

エナメル質の中にある象牙質には、とても細い象牙細管という管があります。

 

歯周病などで歯茎が下がって根が露出してしまうと、冷たい飲料など外部からの刺激が

その管から神経に伝わって発症するのです。

 

 

 

その他にも

・強い食いしばり癖(この原因が一番多いです!)

・抜けた歯を放置するなど、他の歯への負担や噛み合わせ不良

・過度のブラシ圧、粒入りの歯磨き粉の使用

・酸性の食物でエナメル質が溶けてしまった

 

などなど、いろんな条件により発症することがあります。

 

 

対処方法としては‥

・象牙細管にフタをする(歯科医院でしみ止めのお薬を塗る、フッ化物洗口やフッ化物含有の歯磨き剤を使うなど)

・マウスピースや舌の体操などの食いしばり対策をする

・歯磨きの見直し(粒入りの歯磨き粉は絶対に避ける、歯ブラシの硬さを変える、歯磨き時間を短くする、ブラシ圧を下げるなど)

 

まずはご来院いただいて、適切な治療をお受けください(*^-^*)

 

 

では、今回が年内最後のブログでしたが、一年間お読みいただいてありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

★新年の診療は4()からです。急患のみ、お待ちいただいての受診が可能です