歯ブラシの保管方法について

 

こんにちは!歯科衛生士の太田です!

緊急事態宣言があけましたが、引き続き手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒をして感染予防対策をしていきましょう!

 

 

 

さて今回は、歯ブラシの保管方法についてお話しいたします。

 

英国マンチェスター大学の調査によると歯ブラシに付着している細菌の数は一億個以上いると言われおり毎日使っている歯ブラシは汚れたスリッパの底や残飯容器の一万倍以上の細菌がいるという事になります。

 

使った後の歯ブラシの誤った保管方法だと、細菌が歯ブラシの上で繁殖し、それを使って歯磨きすると口腔内の細菌のバランスが崩れ、歯周病やむし歯などのトラブルを引き起こしかねません。

 

また新たな種類の細菌を侵入させることで、食中毒などの感染症を引き起こす可能性も出てきます。医学の世界では肺炎動脈硬化がんなどあらゆる病気の背景には感染症があると考えられています。

 

では、使用中の歯ブラシはどう保管すればよいのでしょうか?

 

 

それは歯ブラシを徹底的に乾かすことです!

・使用後にティッシュやタオルで拭いたり、水切りをして風通しの良い場所におく。

 ※ただし、直射日光やドライヤーで乾かしたり熱湯で殺菌するのはNGです!

 

あと注意することが、トイレとお風呂が一体になったユニットバスに歯ブラシを置くことです!

サルモネラ菌や大腸菌などの食中毒、レジオネラ菌や耐性黄色ブドウ球菌などの肺炎を起こす菌が濡れた歯ブラシに付着して増殖することもあります!

 

なお、歯ブラシは使い続けると毛先が広がってなくても清掃能力が低下し、汚れもひどくなるので1ヵ月を目安に交換しましょう!